下記は配信でお届けした「アルゼンチン共和国杯 前哨戦のポイントの一部」になります。
配信ではさらに馬体診断、調教判定による考察、そして詳細な重賞データをお届けしています。
○ 京都大賞典 オウケンブルースリ 2243
12.7-10.9-11-12.2-12.3-12.1-12.1-12-11.9-12.3-12.8-12
道中速い流れのようにみえるが、テイエムプリキュアがとばして逃げたため。
オウケンブルースリはパドックでもスッキリとみせ、良好な状態。
ジャガーメイルは張りもあって状態は悪くなかったが、右回りに難がある可能性も。
今後は左回りで評価を上げ、右回りでは軸を避けたい。
スマートギアは手脚の長さやパワフルな走法から、このレースを制した父マーベラスサンデーの影響が強いと思われ、レースの適性が合っていたと思われる。
このレースではスタミナに特化している馬は、決め手を欠く馬が多い点には注意をしたい。
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また、ステイヤーということも休み明けが大きなマイナスになり、人気を裏切る要因のひとつとなる。
今年でいえばモンテクリスエスやハギノジョイフルなどがこれに該当すると思われるが、こういった馬はアルゼンチン共和国杯などで狙う価値がある。
マイネルキッツは天皇賞(春)を勝っているが、そういったタイプではない。
状態は一息であったため割り引いたが、今後の変わり身も考えられる。
○ 毎日王冠 カンパニー 1453
13-11.3-11.5-12.2-12-11.7-10.9-11.1-11.6
このレースは、開幕週の馬場ということを考えれば、位置取りが後ろすぎると届かず、雨さえ降らなければやはり先行馬が有利といえる。
良馬場で行われたレースの前半1000mは57秒5〜59秒6という時計。
ダイワメジャーが先行した2007年とサイレンススズカが逃げた1998年を除けば、基本的に前半1000mは58秒台程度に落ち着く。
そのため、中山のレースなどと違い、コースの形態上先行馬が強いというわけではなく、ペースが落ち着いて瞬発力勝負になりやすいという性質がある。
ある程度前のポジションにつけることが出来、直線でキレる脚をつかえる馬というのがこのレースでの理想的なタイプであるが、今年も60秒0と完全にスローで瞬発力勝負となった。
ウオッカは調教の動きこそ良かったものの、馬体に迫力が乏しく、59キロという斤量もあり、やはり単勝1倍台前半は過大な評価であった。
パドックでもプラス6キロの馬体重も腹まわりが少しさびしかった。
カンパニーは調教の動きも含めて状態はよかったが、ある程度前目の位置につけることが出来た点が、凡走した過去のレースと違った点。
ボリュームがあり手脚が長い雄大な馬体をしており、その点から器用さを欠くため、出走頭数が12頭以下のレースでは4−1−0−1と強い。
それが、フルゲートで行われることが多いG1レースで結果を残せない要因にもなるよう。
また、好走した次のレースで馬体がしぼむこともあるため、今回は出来が良かっただけに次走では状態の推移に要注意となる。
ハイアーゲームは左回りの上手さと瞬発力勝負になった点、レースをつかわれていたアドバンテージなど様々な要素が好走の要因になったと思われる。
ヤマニンキングリーに関しては、状態がよかったが馬体のボリュームをみるかぎり、瞬発力勝負よりも平坦コースやローカルでのスピードが求められるレースの方が合うのかもしれない。
スマイルジャックは瞬発力勝負が合わなかったと思われ、時計がかかる条件や厳しい流れとなるレースで見直す必要がある。
○ オールカマー
12.5-11.5-12.4-12.3-12.3-12.2-12.1-12-11.3-11.2-11.6
2着に2馬身差をつけて快勝したマツリダゴッホは馬体に張りが調教の動きに勢いあり、確実に良化していた。
涼しい時期の方がいい馬なのかもしれない。
ドリームジャーニーは、宝塚記念ほど調教の動きに勢いがなく、状態は90%といったところ。
シンゲンは+12キロという体重であったが、太めは感じさせず成長分とみるべき。
この2頭は道中全く同じ位置取りでタイム差なしの決着であったが、2キロの斤量の差と状態などを考慮するとドリームジャーニーを評価するべき。
マイネルチャールズは出遅れたことが敗因のようで完全に参考外。
パドックで雰囲気も良く、次走以降も条件の合うレースでは要注意。
○ 朝日チャレンジカップ キャプテントゥーレ 2000 (やや重)
12.6 - 10.7 - 12.3 - 12.8 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 11.6 - 11.2 - 11.7
同じ阪神芝2000mで行われる大阪杯の結果(〜2008年)の結果をみると、過去12年で6頭のサンデーサイレンス産駒が勝っている。
そしてそれだけでも驚異的だが、2、3着にはいった馬が10頭で、過去12年で馬券に絡んだ馬36頭のうち16頭がサンデー産駒。
一方、朝日チャレンジカップではサンデー産駒が人気を裏切る傾向があるようで、4番人気以内で連対出来なかった馬が過去10レースで7頭いる。
大阪杯では通常、1分59秒台で決着するのに対して、朝日チャレンジカップでは、1分58秒台で決着する。
血統的な傾向をみると、ペースが落ち着いた場合を除けば、ネヴァーベンドやリファール、パーソロンなど欧州の血統がきている。
ある程度ペースが上がり、瞬発力勝負にならないような場合は、開幕週で先行馬が止まりにくいということもあり、上記したような血統の馬がくるよう。
ペースが上がれば欧州系の血統で潜在的なスタミナをもつ馬、ペースが落ち着くようであれば瞬発力を身上とするサンデー系の馬といった形で、レースの性質が分かれる傾向がみられ、脚質などから流れを読む必要がある。
前半1000m1分1秒というペースで、良馬場であれば前半1000m1分近辺であったと思われ、過去の時計と比べても落ち着いたペース。
勝ったキャプテントゥーレは調教の動きがよく、+16キロだった前走よりも確実に良化していた。
展開の恩恵も受けていたが、持続脚質の馬も瞬発力勝負で差し返した点に進境がみられる。
ペースが落ちついた年は瞬発力タイプの馬が強いレース。
2着ブイレクランアウトは実質最速の上がりで、雨が降らなければよりしまいの脚が切れていたと思われる。
今回休み明けということもあり、次走以降も期待が出来、状態がよければG1レベルでも有望。
近年ここを勝ったドリームジャーニー、スズカマンボ、タップダンシチーが後にG1馬になったが、今年はペースが落ち着いたものの、上位のレベルはなかなか高い。
人気を裏切ったベッラレイアは今回も雨が敗因。
逆に4着にきたテイエムアンコールの前走は参考外であったが、雨を追い風にした部分もある。
また、2番人気サンライズベガは調教の動きが軽めで、前走のレベルもあてにならないため、危険な人気馬となったが、次走以降も厳しいかもしれない。
○ 新潟記念 ホッコーパドゥシャ 1596
13.1-11.4-12.1-12.2-13-12.6-11.7-10.9-10.4-12.2
通常の年であれば前半1000mが58秒台で推移するが、今年はそれより3秒も遅い時計。
2、3着の馬は道中1、2番手で競馬をしており、完全に展開に恵まれている。
とりわけ3着のメイショウレガーロは、函館記念においても展開の恩恵を受けており、次走で先行不利のレースに出走して人気になっていた際は、注意が必要。
エアシェイディは首に若干太さを感じさせたため、次走で上積みの可能性大。
今回4コーナー16番手からはしまい32秒台の脚をつかって4着まで追い上げており、この結果は参考外というよりも高い評価が必要。
アルコセニョーラはペースに泣き、微妙に+10キロの馬体重も影響したかもしれない。
○ 札幌記念 ヤマニンキングリー 2007
12.5-11.1-12-12.4-12.2-12.2-12.1-11.9-11.8-12.5
※ 下記は脚質別、枠順別の連対馬頭数。
逃げ…2頭(4頭)
先行…7頭(10頭)
差し…7頭(11頭)
追込…4頭(5頭)
2008年こそハイペースで差し馬有利の流れであったが、基本的に差し馬や追い込み馬で連対しているのはヘヴンリーロマンス、ファインモーション、トウカイポイント、ファレノプシスなどG1ホースや、ファストタテヤマやサクラプレジデントなどの実力馬。
基本的に先行馬有利のレースのようで、差し馬で結果を残していた馬は高い評価が必要。
2009年の結果をみると、勝ったヤマニンキングリーは休み明けで、状態がいまひとつのように感じた。
しかし、2歳時から素質を評価していたが、やはりG1でも好走できるだけのものを持っているようで、さらに上昇の余地を残しており、次走でも注目したい。
ブエナビスタは1着の馬券を避けたが、やはり追い込んで届かず。
再度同じようなケースになる可能性があるため、人気でも疑うべきレースがくる。
ただ、先述したデータからも、後ろから競馬をして2着を確保した点に能力を感じさせる。
3番人気に推されて大敗したミヤビランベリは、状態が一息に感じた。
基本的に決め手の要求されるレースであるため、持続力タイプということもあって馬連の対象から外したが、この結果は参考外で、状態に関しては今後も注視するべき。
2番人気を裏切ったマツリダゴッホであるが、スタートで隣の馬によられてスタートで後手を踏み、先行出来なかった点が敗因。
馬体をみる限りはまだ終わっていない馬で、次走で人気を落とすことも考えられ、状態やレース次第ではかなり狙う価値のある馬となる。
○ 宝塚記念 ドリームジャーニー 2113
12.6-10.9-11.2-12.2-12.1-12.7-12.3-12.1-11.5-11.7-12
勝ち馬、2着馬ともに調教の動き良好。
とりわけ、ドリームジャーニーは非常の勢いのある動きで、スタートで出遅れたものの、それをものともせず完勝。
人気を裏切ったディープスカイはいまひとつの状態であった。
このレースでは瞬発力タイプの馬よりも、持続力で勝負する勝ち味に遅い馬が強い。
持続力タイプの馬が先行して抜け出し、瞬発力型の馬を封じるというのがこのレースのパターンのひとつである。
そういった理由によりG1制覇はこのレースだけという馬も少なくない。
ダンツフレーム、メイショウドトウ、サイレンススズカ(別格ではあるが)、マーベラスサンデー、ダンツシアトル、オサイチジョージなど。(メジロライアンは京都開催で対象外)
今年でいえばディープスカイが瞬発力型に該当するため、状態と併せて割り引いたが、こういった馬が敗れている場合は巻き返しに注意が必要となる。
マイネルキッツは状態がよかったものの、本質的に広いコースの方が合うため、馬連の対象から外したが、コース変わりで有望。
アルナスラインは直線で前がふさがれたようで、結果を参考外としたい。
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